0歳児の予防接種スケジュール|完全ガイド

新米ママとして、赤ちゃんの健康を守ることは最優先事項です。
しかし、予防接種のスケジュールは複雑で、いつ何の予防接種を受けるべきか悩むことがあるでしょう。
適切な時期に必要な予防接種を受けないと、赤ちゃんが重大な病気にかかるリスクが高まります。
この不安を解消するため、0歳児の予防接種スケジュールを月齢ごとに詳しく解説します。
この記事を参考に、赤ちゃんの健康を守るための計画を立てましょう。
まずは、かかりつけの小児科医と相談し、赤ちゃんに合わせた最適なスケジュールを組み立てることをおすすめします。

 

0歳児の予防接種スケジュール

1歳までの予防接種は、赤ちゃんの免疫系の発達に合わせて計画されています。
この時期の予防接種は、乳幼児期に感染リスクが高い病気から赤ちゃんを守るために不可欠です。
スケジュールは生後2か月から始まり、12か月までに複数回の接種が必要となります。
接種するワクチンの種類や回数は、赤ちゃんの月齢によって異なります。
定期的に医療機関を受診し、予防接種を受けることで、赤ちゃんの健康を守ることができるのです。

ポイント:1歳までの予防接種は赤ちゃんの免疫系発達に合わせて計画され、感染リスクの高い病気から守るために重要です。

 

生後2か月

生後2か月は予防接種スケジュールの出発点となります。
この時期に接種を開始するワクチンは、ロタウイルス、B型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)です。
これらの病気は乳児期に感染すると重症化するリスクが高いため、早期からの予防が重要となります。
特にロタウイルスワクチンは、生後14週6日までに1回目を接種する必要があるため注意が必要です。
初めての予防接種に不安を感じる方もいるでしょうが、医師や看護師が丁寧に対応してくれますので安心してください。

ポイント:生後2か月では、ロタウイルス、B型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合の接種を開始します。

 

生後3か月

生後3か月では、前月に開始したワクチンの2回目接種が中心となります。
具体的には、ロタウイルス(2回目)、B型肝炎(2回目)、ヒブ(2回目)、小児用肺炎球菌(2回目)の接種を行います。
これらの追加接種により、赤ちゃんの体内で抗体が十分に作られ、より強い免疫力が獲得されます。
接種のタイミングは赤ちゃんの体調や成長に合わせて調整することも可能ですが、できるだけ推奨されるスケジュールに沿って進めることが大切です。
前回の接種から体調の変化がないか、注意深く観察しましょう。

ポイント:生後3か月は前月開始のワクチンの2回目接種が中心で、より強い免疫力獲得のために重要です。

 

生後4か月

生後4か月になると、四種混合ワクチンの2回目接種が加わります。
また、ヒブと小児用肺炎球菌の3回目接種も行われます。
この時期の接種は、それぞれのワクチンによる免疫力を高めるための重要なステップとなります。
四種混合ワクチンは、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオという4つの深刻な疾患から赤ちゃんを守ります。
接種後は、接種部位の腫れや発熱などの副反応が現れることがありますが、多くの場合は一時的なものです。
心配な症状がある場合は、すぐに医師に相談しましょう。

ポイント:生後4か月では四種混合の2回目、ヒブと小児用肺炎球菌の3回目接種を行い、免疫力を高めます。

 

生後5か月

生後5か月は、B型肝炎ワクチンの3回目(最終回)接種が主な予定となります。
この最終接種により、B型肝炎に対する長期的な免疫が獲得されます。
B型肝炎は、肝臓に深刻なダメージを与える可能性がある感染症であり、乳幼児期の予防が特に重要です。
また、この時期は前回までの予防接種の効果を確認し、赤ちゃんの成長と健康状態を総合的に評価する良い機会でもあります。
定期健診と組み合わせて予防接種を受けることで、赤ちゃんの負担を軽減できるでしょう。

ポイント:生後5か月ではB型肝炎ワクチンの最終接種を行い、長期的な免疫を獲得します。

 

生後7か月

生後7か月になると、ロタウイルスワクチンの最終接種(3回目)を行います。
ただし、ワクチンの種類によっては2回で終了する場合もあるため、医師の指示に従いましょう。
ロタウイルス感染症は乳幼児に重度の下痢や嘔吐を引き起こし、脱水症状を招く危険性があります。
この最終接種により、ロタウイルスに対する十分な免疫力が得られます。
また、この時期は離乳食が始まり、赤ちゃんの生活リズムも変化する頃です。
予防接種のスケジュールと赤ちゃんの生活リズムを上手く調整することが大切です。

ポイント:生後7か月ではロタウイルスワクチンの最終接種を行い、重度の下痢や嘔吐を防ぎます。

 

生後12か月〜

生後12か月を過ぎると、新たなワクチンの接種が始まります。
具体的には、麻しん・風しん混合(MR)ワクチン、水痘ワクチン、ヒブワクチン追加接種、小児用肺炎球菌ワクチン追加接種などです。
これらのワクチンは、1歳を過ぎた幼児期に感染リスクが高くなる疾患に対する予防効果を持ちます。
特に麻しんと風しんは、重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、適切な時期の接種が重要です。
また、この時期は赤ちゃんの行動範囲が広がり、感染リスクも高まるため、予防接種の重要性がさらに増します。

ポイント:1歳以降は新たなワクチン接種が始まり、幼児期の感染リスクが高い疾患から子どもを守ります。

 

まとめ

0歳児の予防接種スケジュールは、赤ちゃんの成長と免疫系の発達に合わせて綿密に計画されています。
生後2か月から始まり、12か月までに複数のワクチンを段階的に接種することで、様々な感染症から赤ちゃんを守ることができます。
各月齢で受けるべきワクチンの種類や回数を把握し、適切なタイミングで接種することが重要です。
予防接種は赤ちゃんの健康を守る強力な味方ですが、個々の赤ちゃんの状況に応じて調整が必要な場合もあります。

ポイント:0歳児の予防接種は赤ちゃんの成長に合わせて計画され、適切なタイミングでの接種が重要です。

 

最後に

予防接種スケジュールの管理は、新米ママにとって重要な責任の一つです。
この記事で紹介したスケジュールを参考に、赤ちゃんの健康を守るための計画を立てましょう。
不安や疑問がある場合は、遠慮なくかかりつけの小児科医に相談してください。
赤ちゃんの個別の状況に応じたアドバイスを受けることで、より安心して予防接種を進めることができるはずです。
赤ちゃんの健やかな成長のため、予防接種を通じて大切な一歩を踏み出しましょう。
ブログに戻る