赤ちゃんのデリケートな肌トラブルに頭を悩ませているママも多いのではないでしょうか。
皮膚は免疫力が低く、外部からの刺激に弱い赤ちゃんにとって、肌トラブルはつきもの。
実は、そんな肌トラブルの原因の1つに、衣類の洗濯方法が大きく関係していることをご存じでしたか?
特に、赤ちゃんの肌に直接触れる肌着や衣類は、適切な洗濯方法が何より大切なのです。
そこで今回は、赤ちゃんの肌を守るために欠かせない「水通し」について詳しく解説します。
水通しの正しいやり方から、その必要性、手順、対象となるものまで、ママに知っておいてほしい実践的な情報をお届けしますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
水通しの正しいやり方大公開!
水通しとは、洗濯の前に衣類を水に通すことで、生地に付着した製造過程の薬剤や保管中の埃などを落とす作業のこと。
赤ちゃんの肌着や衣類は、必ず水通しをしてから洗濯するのが正しいやり方なのです。
もちろん、水通しだけでは落としきれない汚れもあるので、水通しの後は通常の洗濯が必要ですが、水通しを正しく行うことで、赤ちゃんの肌トラブルを未然に防ぐことができるのです。
中には、水通しは面倒だからと省略してしまうママもいるかもしれません。
でも、赤ちゃんの肌を守るためには欠かせない作業なので、ぜひ習慣づけましょう。
ポイント:水通しは洗濯前の下準備。正しいやり方を覚えて、習慣づけよう。
水通しが必要な理由①
そもそも、なぜ水通しが必要なのでしょうか。
その理由の1つ目は、衣類に付着している製造過程の薬剤を落とすため。
実は、新品の衣類には、製造過程で使用された様々な薬剤が付着しているのです。
例えば、防虫剤や柔軟剤、漂白剤などが挙げられます。
これらの薬剤は、私たち大人の肌にはさほど影響がないかもしれません。
しかし、生まれたての赤ちゃんの敏感な肌にとっては、刺激となる可能性が高いのです。
中には、薬剤によるアレルギー反応を引き起こすケースも。
水通しをすることで、衣類に付着したこれらの薬剤を事前に落とすことができるのです。
ポイント:新品の衣類には肌に刺激となる製造過程の薬剤が付着している可能性あり。
水通しが必要な理由②
水通しが必要なもう1つの理由は、衣類を保管している間に付着した埃やほこりを落とすため。
例えば、タンスの中に長期間保管されていた衣類や、店頭に並んでいた衣類などは要注意。
見た目には分からない微細な埃でも、赤ちゃんの肌には充分な刺激となりえます。
また、保管場所によっては、カビや雑菌が繁殖していることも。
これらが原因で、赤ちゃんの肌トラブルが引き起こされるのを防ぐためにも、水通しは欠かせません。
水通しをすることで、保管中に付着した目に見えない汚れを落とし、衛生的な状態で赤ちゃんに着せることができるのです。
ポイント:保管中の衣類には、肌トラブルの原因となる埃や雑菌が付着している可能性も。
水通しの手順
では、水通しは具体的にどのように行えばよいのでしょうか。
水通しの手順は意外と簡単。
まず、水通しをする衣類を裏返しにします。
表面ではなく裏面を表にすることで、生地の内側に付着した汚れを落としやすくするのがポイントです。
次に、ぬるま湯を張ったたらいや洗面器に、裏返しにした衣類を入れ、10分ほど浸します。
水の量は、衣類が浸るくらいで大丈夫。
長時間の浸け置きは、生地を傷める原因になるので避けましょう。
10分ほど浸したら、軽く押し洗いをします。
ゴシゴシと強くこするのではなく、優しく押し洗いするのがコツ。
最後に、しっかりと水を切ってから、干すだけで完了です。
ママの毎日の家事の中に、水通しを組み込んでしまえば、それほど手間に感じることはないはず。
赤ちゃんのために、ぜひ習慣づけてみてください。
ポイント:水通しは衣類を裏返しにして、ぬるま湯に10分ほど浸すのがポイント。洗い方は優しく押し洗いを。
干し方
水通しが終わったら、正しい方法で衣類を干すことも大切なポイントです。
水通し後の衣類は、直射日光が当たらない場所で干すようにしましょう。
直射日光に長時間当てることで、生地が傷んだり、色あせたりする原因に。
屋外に干す場合は、日陰を選ぶか、洗濯物に直射日光が当たらないように布をかぶせるなどの工夫を。
部屋干しの場合は、風通しの良い場所を選びましょう。
衣類の間隔を十分に空けて干すことで、乾きが早くなるだけでなく、雑菌の繁殖も防げます。
また、部屋干しの場合は、加湿器を使うなどして適度な湿度を保つことも大切。
お天気の良い日は、外干しを心がけるのもおすすめです。
ポイント:水通し後の衣類は直射日光を避け、風通しの良い場所で間隔を空けて干そう。
水通しするもの
水通しは、赤ちゃんの肌に直接触れるもの全般が対象。
肌着や下着類、パジャマ、おくるみ、タオルなどはもちろん、赤ちゃんが口に入れる可能性のあるハンカチやスタイなども忘れずに。
ママが肌に使うタオルなども、赤ちゃんと共有することがあるなら水通ししておくと安心ですね。
また、肌に直接触れるものだけでなく、赤ちゃんが舐める可能性のあるガーゼハンカチやおもちゃなども水通しの対象です。
赤ちゃんは何にでも興味を示し、口に入れてしまうもの。
だからこそ、肌に触れるもの以外にも目を向ける必要があります。
念のため、家族の衣類も一緒に水通ししてしまうのも手。
清潔な衣類で赤ちゃんを包み込めば、ママも赤ちゃんも心地よい時間を過ごせるはずです。
ポイント:赤ちゃんの肌に触れるもの全般に加え、口に入れる可能性のあるものも水通しを。
まとめ
赤ちゃんの肌トラブル対策として、衣類の水通しは欠かせません。
水通しの正しいやり方を覚えて、衣類に付着した製造過程の薬剤や保管中の埃を落としましょう。
特に、赤ちゃんの肌に直接触れるものは、必ず水通しをするように心がけてください。
たとえ、面倒に感じる時もあるかもしれません。
でも、赤ちゃんの肌トラブルを防ぎ、健やかな肌を保つために、ママができる簡単なケアが水通しなのです。
今日から早速実践してみませんか?
最後に
赤ちゃんの健康は、ママにとって何より大切なもの。だからこそ、出来ることから少しずつ始めていきたいですよね。
衣類の水通しは、肌トラブルを防ぐために今日からすぐ実践できる簡単なこと。
面倒に思うこともあるかもしれません。
でも、赤ちゃんのことを思えば、ママなら頑張れるはず。
小さな積み重ねが、赤ちゃんの健やかな成長につながっていくのです。
まずは水通しを始めてみましょう!
きっと、赤ちゃんの肌トラブルとはさよならできるはずですよ。