赤ちゃんの成長に合わせたミルク量 月齢別に徹底解説! 

赤ちゃんが生まれて間もない頃、ママにとって一番の関心事はミルクの量ではないでしょうか。「うちの子、ミルクの飲みが悪くて…」「みんなどのくらいミルクをあげているの?」と不安に思う方も多いはず。赤ちゃんに必要なミルクの量は、月齢によって変化していきます。この記事では、赤ちゃんの成長に合わせたミルクの目安量について、月齢ごとに詳しく解説します。初めてのママでも安心して授乳できるよう、ぜひ参考にしてくださいね。

 

1. ミルク、みんなどのくらいあげてる?


生後間もない赤ちゃんは個人差が大きく、必要なミルクの量もさまざまです。赤ちゃんが欲しがる時に飲ませ、満足して眠るまで飲ませるのが基本。1日に必要なミルクの総量は体重の1/6程度が目安となります。例えば、体重3kgの赤ちゃんなら、1日約500mlのミルクが必要ということ。ただし、これはあくまで平均的な値であり、赤ちゃんの個人差や健康状態によって前後します。

ポイント: 赤ちゃんが欲しがるときに飲ませ、満足するまで与えることが大切。1日に必要な目安量は体重の1/6程度。

 

2. ミルク目安量の一覧


以下は月齢別のミルクの1回あたりの目安量と1日の授乳回数の一覧表です。

・生後0〜2週間: 1回 30〜50ml × 8〜10回
・生後2週間〜1ヶ月: 1回 60〜80ml × 7〜8回
・生後1〜2ヶ月: 1回 80〜100ml × 6〜7回
・生後2〜3ヶ月: 1回 100〜120ml × 6回
・生後3〜4ヶ月: 1回 120〜140ml × 5回
・生後5〜6ヶ月: 1回 140〜160ml × 4〜5回

あくまでこれは平均的な目安であり、赤ちゃんの様子を見ながら調整することが大切です。哺乳瓶を最後まで飲み干したら、もう少し量を増やしてみるのもよいでしょう。

ポイント: 月齢に合わせた目安量を参考に、赤ちゃんの様子を見ながら量を調整する。

 

3. 生後1~2週間

生まれたばかりの赤ちゃんは、1回の授乳量が30~50mlほど。まだ胃が小さいので、こまめに授乳します。目安は8~10回/日。初乳や母乳は胃腸の働きを活発にする成分を含むため、おっぱいがよく出る場合は母乳だけでもOK。ただ、母乳不足の心配があるなら、ミルクを足して必要量を補うようにしましょう。赤ちゃんの体重増加が順調なら、ミルクの量は適量だと考えてよいでしょう。

ポイント: 生後1~2週間は1回30~50mlを8~10回/日。母乳不足が心配ならミルクを足して補う。

 

4. 生後2週間~1か月

胃も少しずつ大きくなり、1回の授乳量は60~80ml程度に。1日7~8回の授乳が目安です。赤ちゃんに合わせて、欲しがるときに飲ませてあげましょう。たくさん飲んで吐いてしまうこともありますが、心配しすぎないことが大切。飲み残しが多い時は、様子を見ながら量を加減してみてください。赤ちゃんの機嫌がよく、おむつの濡れ方もしっかりしているなら、ミルクの量は十分だと考えてOKです。

ポイント: 生後2週間~1ヶ月は1回60~80mlを7~8回/日。赤ちゃんの様子を見ながら量を加減する。

 

5. 生後1~2か月

少しずつミルクを飲む量が増え、1回80~100ml程度に。1日の授乳回数は6~7回が目安です。赤ちゃんによっては、まだ夜中の授乳が必要なことも。眠りが浅くなる頃なので、なるべくゆったりと授乳の時間を取るようにしましょう。ミルクをしっかり飲んでいれば、母乳がすぐに出なくても大丈夫。赤ちゃんの体重増加や機嫌を見て、ミルクの量が足りているか判断してくださいね。

ポイント: 生後1~2ヶ月は1回80~100mlを6~7回/日。赤ちゃんの体重増加と機嫌で量が適切か判断する。

 

6. 生後2~3か月

だんだんとミルクを欲しがる間隔が空いてきます。1回の授乳量は100~120mlが目安。1日6回程度の授乳でも大丈夫な時期です。赤ちゃんが欲しがるサインを出したら、ゆったりと授乳しましょう。たまに飲み残すこともありますが、機嫌よく過ごせていれば心配ありません。この頃には、授乳間隔が4時間ほど空くことも。睡眠リズムも整ってくるので、赤ちゃんに合わせた授乳リズムを心がけましょう。

ポイント: 生後2~3ヶ月は1回100~120mlを1日6回程度。赤ちゃんに合わせた授乳リズムを大切に。

 

7. 生後3~4か月

さらに1回の授乳量が増え、120~140ml程度に。1日の授乳回数は5回くらいが目安です。赤ちゃんの興味の幅が広がるので、授乳に集中できないことも。赤ちゃんが飲みたがる時に、飲みやすい環境を整えてあげるのがポイント。授乳間隔が5時間近く空くこともありますが、機嫌よく遊べていれば大丈夫。成長に合わせて、離乳食の準備を始めるのもよい時期ですね。

ポイント: 生後3~4ヶ月は1回120~140mlを1日5回程度。赤ちゃんが飲みやすい環境を整える。

 

8. 生後5~6か月

1回の授乳量はピークの140~160ml程度まで増えます。1日4~5回の授乳が目安。離乳食が始まる時期なので、ミルクの回数が減っても問題ありません。食事の内容によってミルクの飲む量に変化が出てくるので、様子を見ながら調整しましょう。赤ちゃんなりのペースで、ミルクと離乳食のバランスを整えていけばOKです。気長に赤ちゃんの成長を見守ってあげてくださいね。

ポイント: 生後5~6ヶ月は1回140~160mlを1日4~5回。離乳食が始まり、ミルクと食事のバランスを整える。

 

9. まとめ

赤ちゃんの成長に合わせて、ミルクの量は変化していきます。今回ご紹介した月齢別の目安量を参考に、赤ちゃんの様子を見ながら柔軟に授乳することが大切ですね。赤ちゃんが欲しがるときに飲ませ、いつもの生活リズムを大切にしながら、赤ちゃんの成長をサポートしてあげてください。小まめな体重測定と健診で、順調に育っていることを確認するのも安心につながります。赤ちゃんとの楽しい授乳タイムを過ごせますように。

育児は思うようにいかないことも多く、不安を感じることもあるかもしれません。でも、赤ちゃんに寄り添いながら、あなたなりのペースで子育てを楽しんでいってくださいね。赤ちゃんの成長に合わせたミルクの量を意識しつつ、無理のない範囲でおっぱいとミルクを組み合わせていきましょう。赤ちゃんの笑顔が何よりの励みになるはず。この記事が、赤ちゃんとの幸せな授乳タイムのヒントになれば嬉しいです。
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