初めて赤ちゃんのお世話をしているママにとって、ミルクの量って悩みの種ですよね。
少なすぎるのはもちろん心配だけど、実は飲ませすぎも良くないってご存知でしたか?
でも、赤ちゃんは泣いたらミルクをあげればいいと思っていませんか。
そんな飲ませすぎが、赤ちゃんの健康を脅かしているかもしれません。
ミルクの飲ませすぎは、消化不良や肥満など様々な問題を引き起こす可能性があるのです。
そこで今回は、ミルクを飲ませすぎているサインを5つご紹介します。
当てはまる項目がないか、早速チェックしてみましょう。
そして、もし飲ませすぎが見つかったら、ミルクの量を見直すことをおすすめします。
赤ちゃんの健やかな成長のために、今日からできることから始めてみませんか。
ミルクの量、多いかも…?
ミルクの量は、赤ちゃんの体重や月齢によって異なります。
目安としては、体重×150mlが1日の必要量とされています。
例えば、体重5kgの赤ちゃんなら、750ml程度が適量ですね。
この量を大きく超えている場合は、飲ませすぎの可能性があります。
特に夜中の授乳で眠気を感じていると、ミルクを作りすぎてしまいがちです。
哺乳瓶の目盛りをよく確認し、適量を心がけましょう。
ポイント:赤ちゃんの1日に必要なミルク量は、体重×150ml程度が目安。夜中の授乳時は特に注意。
1. 授乳中にむせてしまう
赤ちゃんがミルクを飲んでいる途中でむせるのは、飲ませすぎのサインかもしれません。
ミルクの出が早すぎたり、量が多すぎたりすると、上手く飲み込めずにむせてしまうのです。
むせると、気管にミルクが入ってしまう危険性もあります。
哺乳瓶の乳首の穴が大きすぎないか確認し、ゆっくりと飲ませるようにしましょう。
赤ちゃんが飲みたがっていないのに、無理に飲ませるのは避けてくださいね。
ポイント:授乳中のむせは、ミルクの出が早すぎたり量が多すぎたりするサイン。乳首の穴の大きさに注意。
2. 「ゼロゼロ」という音、鼻づまりがある
赤ちゃんの鼻から「ゼロゼロ」という音が聞こえたら、鼻づまりの可能性があります。
鼻づまりの原因の一つに、ミルクの飲ませすぎがあるんです。
ミルクを飲んだ後に、横向きに寝かせていると、鼻にミルクが入り込んでしまうことがあるのです。
授乳後は、必ず赤ちゃんを起こして背中をトントンしてゲップを出すようにしましょう。
鼻づまりでミルクを上手く飲めなくなると、さらにぐずったりする原因にもなります。
ポイント:授乳後は必ず赤ちゃんを起こし、ゲップを出してから寝かせること。そうしないと鼻づまりの原因に。
3. 吐き戻しが多い
授乳後のゲップと一緒に、飲んだミルクを吐き戻すことがあります。
少量の吐き戻しは問題ありませんが、大量に吐いたり、授乳のたびに吐いたりするのは飲ませすぎが原因の可能性が。
一度に大量のミルクを飲むと、胃が受け付けずに吐き戻してしまうのです。
ミルクの量を減らしたり、飲むペースを見直したりすることで、吐き戻しは改善されるでしょう。
吐いたミルクで汚れた衣服は、こまめに着替えさせてあげてくださいね。
ポイント:頻繁な大量の吐き戻しは、飲ませすぎが原因かも。ミルクの量とペースの見直しを。
4. 不機嫌でグズグズ…うなったり、いきむ
飲ませすぎによって消化不良を起こすと、赤ちゃんはお腹の張りや痛みを感じてしまいます。
すると機嫌が悪くなり、グズグズしたり、うなり声を上げたりするようになるんです。
お腹を触ってみて、張っていたり硬かったりする場合は要注意。
いきんだり、足をバタバタさせたりするしぐさからも、お腹の調子が悪いことが分かります。
ミルクの飲ませすぎが原因なら、量を控えめにすることで和らぐはずです。
ポイント:消化不良による不機嫌は、お腹の張りや痛み、うなり声などのサインが。ミルク量の調整を。
5. 頻繁に便秘、水分が多いゆるいうんちをしている
赤ちゃんのうんちの状態は、ミルクの飲み過ぎを知る手がかりになります。
ミルクを飲みすぎると、便秘気味になったり、逆に水分の多いゆるいうんちをしたりします。
どちらも消化機能に負担がかかっている証拠。
母乳とミルクでは便の色や固さが違うので、見分けるのは難しいかもしれません。
いつもと明らかに違う状態が続くようなら、ミルクの量が適切か見直してみましょう。
うんちの回数が少なすぎるのも心配ですが、1日5~6回以上の場合も飲ませすぎの可能性が。
ポイント:頻繁な便秘やゆるいうんちは、消化機能への負担のサイン。ミルク量が適切か要チェック。
なぜミルクを飲みすぎちゃうの?
赤ちゃんはお腹がすいているサインを泣くことで伝えます。
でも、泣いているからといって、必ずしもお腹がすいているわけではないんです。
おむつが濡れている、眠い、抱っこしてほしいなど、泣く理由は色々。
むやみにミルクを飲ませるのは逆効果なんですね。
赤ちゃんなりのペースで空腹を感じるので、授乳間隔にもこだわりすぎないこと。
少し泣き止まなくても、すぐにミルクをあげるのはやめましょう。
抱っこやあやすなどして、赤ちゃんが本当に欲しがっているものを見極めることが大切です。
ポイント:泣いてもすぐミルクをあげるのはNG。赤ちゃんの欲求を見極めて、適切なケアを心がけよう。
まとめ
赤ちゃんのミルクの飲ませすぎは、以下のようなサインで見分けることができます。
- ミルクの量が推奨量よりもかなり多い
- 授乳中によくむせる
- 鼻づまりでゼロゼロ音がする
- 大量の吐き戻しが頻繁にある
- お腹の張りによるいきみやうなり声がある
- 便秘や下痢などうんちの状態がいつもと違う
当てはまる項目が多いほど、飲ませすぎの可能性が高いと言えるでしょう。
でも、あくまでも目安なので、心当たりがあれば医療機関に相談するのがベストです。
最後に
今回は、ミルクの飲ませすぎについて詳しくご紹介しました。赤ちゃんはママの愛情たっぷりのミルクで、健やかに育っていきます。
でも、飲ませすぎは厳禁。
赤ちゃんの小さな体に、必要以上の負担をかけてはいけませんからね。
授乳はママと赤ちゃんのコミュニケーションの時間でもあります。
赤ちゃんの表情やしぐさをよく見て、飲みたい時にあげられるようにしたいですね。
赤ちゃんが心地よく飲めるミルクの量を見つけられるよう、これからも愛情込めて授乳していきましょう。
赤ちゃんの健康が何より大切。
ミルクも食事も、バランス良く与えていけたらいいですね。