授乳中のママにとって、我が子の健康は何よりも大切なこと。
しかし、授乳中は食べ物の影響が赤ちゃんに出やすいのをご存知でしょうか。
食べるものによっては、赤ちゃんのお腹の調子を崩したり、アレルギーのリスクを高めてしまうかもしれません。
そこで今回は、授乳中のママが気をつけるべき食べ物についてご紹介します。
授乳中だからこそ、ママ自身の食生活にも十分注意を払いましょう。
赤ちゃんのために、ママができる大切なことの一つですからね。
さっそく、授乳中に控えるべき食べ物を見ていきましょう。
意外と知らないママ多数?!授乳中も食べるものに気をつけて!
授乳中のママは、バランスの取れた食事を心がける必要があります。授乳中に食べたものは、母乳を通して赤ちゃんに影響を与えるからです。赤ちゃんの健康のためにも、ママ自身が健康的な食生活を送ることが大切です。
しかし、授乳中に控えた方がいい食べ物があることを知らないママも多いのではないでしょうか。食べ物の種類によっては、赤ちゃんに思わぬ影響を与えてしまうこともあります。だからこそ、授乳中のママは自分の食生活を見直してみる必要があるのです。
母乳は赤ちゃんの主な栄養源なので、ママの食事内容がダイレクトに反映されます。栄養バランスが偏ると、母乳の質にも影響が出てしまうかもしれません。赤ちゃんに十分な栄養を届けるためにも、ママ自身がバランスの良い食事を心がけることが欠かせません。授乳中だからといって、好きなものを何でも食べていいわけではないのです。赤ちゃんのことを第一に考えて、適切な食生活を送るよう努力しましょう。
ポイント:授乳中のママの食事が赤ちゃんに与える影響は大きい! 赤ちゃんのためにバランスの取れた食生活を心がけよう。
授乳中は厳禁なもの
授乳中は絶対に避けるべき食べ物、それはアルコールとカフェインを多く含む食品です。アルコールは母乳中に移行し、赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼす可能性があります。また、カフェインの摂り過ぎは赤ちゃんが興奮したり、眠れなくなったりする原因になります。
お酒やコーヒーが好きなママも、授乳中は我慢が必要です。赤ちゃんのために、アルコールとカフェインは厳禁だと覚えておきましょう。たとえ少量でも、赤ちゃんへの影響は避けられません。晩酌のビールや食後のコーヒーは、残念ながら授乳中のママには縁遠いもの。どうしても飲みたいときは、授乳のタイミングをずらすなどの工夫が必要です。母乳中のアルコール濃度が下がるまでに、摂取後少なくとも2~3時間はかかると言われています。カフェインも同様に、母乳中に移行するまでにタイムラグがあるのです。
赤ちゃんの健やかな発育のために、アルコールとカフェインはできるだけ口にしないようにしましょう。
ポイント:アルコールとカフェインは母乳に移行し赤ちゃんに悪影響! 授乳中はどんなに少量でも厳禁!
授乳中控えた方がいいもの①
次に控えた方がいい食べ物は、刺激の強い香辛料や香味野菜です。例えば、唐辛子やわさび、にんにくなどは母乳の風味に影響を与え、赤ちゃんの口に合わなかったり、お腹を刺激したりする可能性があります。スパイシーな料理が好きなママも、授乳中は控えめにするのがおすすめです。代わりに、マイルドな味付けを心がけると良いでしょう。
いきなりスパイス系を全部やめるのは難しいかもしれません。そんなときは、少しずつ減らしていくのが賢明な方法です。使う量を徐々に減らしたり、刺激の弱いスパイスに替えたりするのも良いでしょう。例えば唐辛子の代わりにパプリカを使ったり、わさびの代わりに練りからしを使ったり。色々アレンジを加えながら、赤ちゃんに優しい母乳づくりを目指しましょう。
ポイント:授乳中は香辛料や香味野菜の摂取を控えめに。使う量を減らしたり刺激の弱いものに替えるなど、赤ちゃんに合わせて調整を。
授乳中控えた方がいいもの②
アレルギーの原因になりやすい食べ物にも注意が必要です。卵、乳製品、小麦、ピーナッツなどがその代表例です。家族にアレルギー体質の人がいる場合は特に気をつけましょう。これらの食べ物を食べ過ぎると、赤ちゃんにアレルギー反応が出る恐れがあります。すべて避ける必要はありませんが、食べる量を控えめにするのが賢明です。
特に卵と乳製品は、アレルギーを引き起こしやすい代表的な食べ物。離乳食が始まるまでは、できるだけ控えめにした方が無難かもしれません。もちろん、すでに食物アレルギーがあることがわかっているママは要注意です。原因となる食べ物は徹底的に除去しなければいけません。食物アレルギーは、場合によっては命に関わる重大な問題にもなりかねないのです。疑わしい症状が出たら、すぐに医師に相談するようにしましょう。
ポイント:卵、乳製品など代表的アレルゲンの摂取量に注意! アレルギー家族歴がある場合は特に慎重に。疑わしい症状が出たら医師に相談を。
授乳中控えた方がいいもの③
生ものや加熱不足の食べ物にも要注意です。お寿司や生の肉、半熟卵などは食中毒のリスクが高いのです。これらの食品に含まれる細菌が母乳を介して赤ちゃんに移ると、健康被害につながる恐れがあります。安全のためにも、十分に加熱した食べ物を選ぶのが賢明です。
外食する機会も多いママは、メニュー選びにも気をつけましょう。生ものや加熱不足の料理は避けるのが無難です。妊婦さんと同様に、授乳中のママにとって食中毒のリスクは人一倍高いのです。お腹を壊すだけでなく、場合によっては母乳を介して赤ちゃんにも感染するかもしれません。赤ちゃんの抵抗力はまだ未発達なので、大人よりも症状が重くなる可能性があります。だからこそ、授乳中は食中毒予防を徹底する必要があるのです。
ポイント:生もの、加熱不足の食品は食中毒の危険大! 赤ちゃんへの感染リスクを避けるため、授乳中は十分加熱したものを選ぶこと!
授乳中控えた方がいいもの④
最後は、糖分の多い食べ物も控えめにした方が良いでしょう。お菓子やジュース、アイスクリームなどの甘いものは食べ過ぎに注意です。母乳中の糖分が多くなると、赤ちゃんが太りやすくなることもあります。将来の肥満リスクを高めないためにも、糖分の摂り過ぎは避けるべきです。ママ自身の健康のためにも、甘いものは適量を心がけましょう。
授乳中は糖分が欲しくなるときもあるかもしれません。母乳をつくるためにエネルギーが必要だからです。そんなときは、お菓子ではなくご飯やパンなどの穀物で補給するのがおすすめです。穀物に含まれる糖質は、ゆっくりと吸収されるのでお腹も満足感が得られます。また、果物もおやつに最適な食べ物の一つ。自然の甘さを満喫しつつ、ビタミンやミネラルも一緒に摂れる優れものです。生の果物を食べるのが一番ですが、果物ジュースもたまには良いでしょう。ただし、ジュースは糖分が濃縮されているので飲み過ぎには要注意です。
ポイント:お菓子などの糖分過多食品の摂り過ぎは控えめに。 欲求を感じたらご飯や果物などで自然な糖分を補給するのがおすすめ!
まとめ
授乳中のママは、赤ちゃんのためにも自分の食生活を見直すことが大切ですね。
アルコールやカフェインの摂取は厳禁です。
香辛料や香味野菜、アレルギーの原因食品、生もの、糖分の多い食品も控えめにしましょう。
バランスの取れた食事を心がけることが、赤ちゃんとママの健康につながります。
食べるものひとつひとつを意識して、授乳中ならではの食生活を送ってくださいね。
最後に
授乳中の正しい食生活は、赤ちゃんの健やかな成長に欠かせません。
今回ご紹介した食べ物以外にも、ママの体調に合わせて控えるべきものはあるかもしれません。
赤ちゃんの様子をよく観察しながら、何が良くて何が良くないのかを見極めていきましょう。
そして、授乳中だからこそ、ママ自身の健康にも気をつけてくださいね。
赤ちゃんとママが共に健康で過ごせますように。
正しい知識をもって、授乳生活を送りましょう!