初めて我が子を授かったあなたは、今どんな気持ちでしょうか。
赤ちゃんの誕生は喜ばしいことですが、同時に子育ての大変さに不安を感じているかもしれません。
特に、生まれてから1歳までの間には、たくさんの行事やイベントがあります。
いつ何をすればいいのか、何を準備すればいいのかわからず、焦ってしまうこともあるでしょう。
でも大丈夫です。
このまとめを読めば、1歳までのイベントをしっかり押さえられるはず。
ママも赤ちゃんも、思い出に残る一年を過ごせるでしょう。
さっそく、それぞれのイベントについて詳しく見ていきましょう!
① お七夜
誕生を祝い、健やかな成長を願う日
赤ちゃんが生まれて7日目の夜に行うお祝いが「お七夜」です。 無事に生まれてきた喜びを分かち合い、これからの健やかな成長を願って、親戚や友人を招いてお祝いの食事会を開きます。
お七夜には、「お七夜の膳」と呼ばれる特別な食事を用意するのが習わしです。 赤飯、尾頭付きの焼き魚、煮しめなど、縁起の良い食材を美しく盛り付けます。お祝いの席では、赤ちゃんの名前の由来や、将来の夢などを語り合いながら、温かい時間を過ごしましょう。
赤ちゃんはまだ食事をとることができませんが、箸やお椀、お皿は赤ちゃんのために用意しておきましょう。 大人がその子の分まで食べることで、健やかに成長することを願う意味が込められています。
また、お七夜には、赤ちゃんへ贈り物を贈る習慣もあります。 金銭や金の延べ棒などが定番ですが、最近ではベビー服や玩具、日用品など、実用的なものを贈るご家庭も多いようです。
ポイント
・生後7日目の夜に行うお祝い
・赤ちゃんの健康と成長を願う
・お七夜の膳を用意する
・名前の由来や成長への期待を語り合う
・赤ちゃんへの贈り物を用意する
② お宮参り
神様への感謝を込めて、健やかな成長を祈願する
生後1ヶ月頃、赤ちゃんを神社やお寺に連れて行き、神様へ無事な誕生の報告と感謝の気持ち、そしてこれからの健やかな成長を祈願する行事が「お宮参り」です。 これは赤ちゃんにとって初めての社会的なイベントであり、親戚などへのお披露目の機会でもあります。
お宮参りは、男の子は生後31日目、女の子は32日目に行うのが一般的とされています。 初めての外出となるため、赤ちゃんの体調管理には十分注意し、天候の良い日を選び、無理のないスケジュールでゆっくりとお参りしましょう。
神社では、赤ちゃんのお宮参りを祝福するお祓いを受けられます。 ご祈祷を受けたり、お守りを授かったりするのも良いでしょう。
お宮参りの際は、赤ちゃんに「初着」と呼ばれる晴れ着を着せるのが定番です。 家紋の入った正式なものを用意する家庭が多いようですが、最近ではレンタル衣装店を利用するケースも増えています。
ポイント
・生後1ヶ月頃に行う赤ちゃんのお披露目
・神社やお寺にお参りする
・記念写真撮影もおすすめ
・お祓いやご祈祷でお祝いしてもらう
・特別な着物を用意する
③ お食い初め
「食べる力」が備わるように願いを込める儀式
赤ちゃんが生後100日目を迎える頃に行う「お食い初め」は、赤ちゃんに初めてご飯を食べさせる儀式です。 これは、赤ちゃんが一生食べ物に困らず、健やかに成長することを願う、古くからの伝統行事です。
お食い初めでは、石の上に置いたご飯を赤ちゃんに食べさせる真似をします。 この石は「齢石(よわいし)」と呼ばれ、長寿の象徴とされています。 赤ちゃんに、石のように丈夫な歯が生え、長生きできるようにという願いが込められています。
お食い初めの献立は、赤飯、尾頭付きの焼き魚、煮物など、お祝い膳とよく似ています。 長寿を願って、長い麺が使われることもあります。
食材を口に運ぶ順番にも決まりがあり、一般的には、米、汁、魚の順に食べさせる真似をします。
ポイント
・生後100日前後に行う儀式
・赤ちゃんに初めてのご飯を食べさせる真似をする
・石の上に乗せたご飯を食べさせるのが特徴
・お祝い膳に似た献立を用意する
・離乳食作りのきっかけにもなる
④ ハーフバースデー
生まれてから半年!成長の喜びを分かち合う
生後6ヶ月を迎える誕生日を祝う「ハーフバースデー」は、近年、多くの家庭で楽しまれるようになってきました。 この時期は、首がすわったり、寝返りがうてるようになったりと、目覚ましい成長を見せる時期。 ハーフバースデーを祝うことで、赤ちゃんの成長を改めて実感し、家族で喜びを分かち合いましょう。
お祝いの仕方は特に決まりはありません。 ハーフバースデーケーキを用意したり、記念写真を撮ったり、家族で賑やかに過ごすのが一般的です。
ポイント
・生後6ヶ月の誕生日を祝うイベント
・赤ちゃんの成長を実感できる良い機会
・ケーキや写真で思い出を残そう
・家族みんなでお祝いしよう
・6ヶ月の記念日にぴったりのケーキを用意しよう
⑤ 初誕生
初めて迎える誕生日!盛大にお祝いしよう!
赤ちゃんが生まれて初めて迎える誕生日である「初誕生」は、家族にとって特別な日です。 これまでの感謝の気持ちを込めて、盛大にお祝いしてあげましょう。
バースデーケーキを用意して、ロウソクの火を消す体験をさせてあげましょう。 近所の人や親戚を招いて、自宅でパーティーを開くのもおすすめです。
プレゼントには、積み木や押し車、絵本など、赤ちゃんの成長に合わせたおもちゃを選びましょう。
ポイント
・赤ちゃんにとって特別な1歳の誕生日
・バースデーケーキでお祝い
・みんなでパーティーを楽しもう
・成長に合ったプレゼントを贈ろう
・赤ちゃんの成長を喜び、子育てを楽しもう
⑥ 初節句
伝統行事を通して健やかな成長を祈る
女の子は3月3日の「ひな祭り」、男の子は5月5日の「端午の節句」に、それぞれ「初節句」を迎えます。 雛人形や五月人形を飾り、伝統的な料理を食べることで、赤ちゃんの健康と幸せな成長を祈ります。
女の子のひな祭りでは、雛人形を飾り、ちらし寿司やひなあられなどを食べます。 桃の花を生ける家庭も多いでしょう。
男の子の端午の節句では、五月人形や鯉のぼりを飾るのが一般的です。 かぶとや五月人形には、男の子が強くたくましく育つようにとの願いが込められています。
ポイント
・女の子は初節句(ひな祭り)、男の子は端午の節句
・雛人形や五月人形を飾る
・赤ちゃんの健康と幸せな成長を祈る
・日本の伝統行事に触れるチャンス
・ご家庭に合った飾りつけを考えよう
まとめ
赤ちゃんとの時間はあっという間に過ぎていきます。
大変なこともあるかもしれませんが、赤ちゃんの成長と一緒に親も成長できるはず。
イベントを通して、家族の思い出をたくさん作ってくださいね。
最後に
赤ちゃんの成長はみるみる早いもの。
1歳までのイベントを通して、しっかりと我が子の成長を感じ、喜びを分かち合いましょう。
大切なのは、イベントを完璧にこなすことではなく、赤ちゃんとの時間を心から楽しむこと。
親子の絆を深められる、かけがえのない1年になるはずです。