これだけは知っておきたい!産後の体形回復法

出産を終えて赤ちゃんとの新生活が始まると、育児に追われる毎日で自分の体のことはついつい後回しになってしまいますよね。
でも、鏡を見るたびに気になるのが、出産前とは違ってしまったお腹まわり。
「このお腹、いつになったら元に戻るんだろう」「このままずっとぽっこりお腹なの?」と不安に思うママは少なくないでしょう。
そんな産後ママの体形の悩みを解決するために、産後の体形回復について詳しく見ていきましょう。
正しい知識を持って、適切なケアを行えば、憧れのボディラインを目指せるはずです。
さあ、一緒に理想の体形を取り戻すための第一歩を踏み出してみませんか。

 

産後の体形回復、いつ始まる?

産後の体形回復は個人差が大きいですが、多くの場合出産後半年から1年程度で出産前の体形に近づいていきます。
ただし、そのためには適切な食事とケア、運動が必要不可欠。
自然に痩せることを期待するのではなく、自分で積極的に体形回復に取り組む姿勢が何より大切なのです。
特に帝王切開で出産した場合は、腹部の傷の回復を待つ必要があるため、腹筋運動など本格的なエクササイズの開始時期が遅くなる傾向にあります。
主治医や助産師さんに相談しながら、焦らずに少しずつ始めていきましょう。
自分のペースでコツコツと続けることが、理想の体形への一番の近道ですよ。

ポイント: 産後の体形回復には個人差があるものの、半年から1年程度が目安。食事や運動など自分の努力が必要。帝王切開の場合は回復に時間がかかるため、焦らないこと。

 

産後にお腹がたるんでしまう原因は?

お腹がたるんでしまう主な原因は2つあります。
1つは出産時に伸びた皮膚と筋肉。
もう1つが産後の急激な体重減少と姿勢の悪さです。
出産時に大きくなったお腹の皮膚はハリを失い、筋肉も伸びきってしまいます。
そこに体重減少と猫背などの姿勢の悪さが重なり、お腹のたるみとなって現れるのです。
また、ホルモンバランスの変化により、体の水分量が減少して肌の弾力が低下することも、たるみの原因のひとつ。
さらに骨盤が開いた状態が続くと、内臓を支える力が弱くなり下腹部が突き出たような見た目になることも。
これらが複合的に絡み合って、産後のぽっこりお腹を招いてしまうのですね。

ポイント: 産後お腹がたるむ原因は、妊娠中に伸びた皮膚・筋肉と、産後の体重減少・姿勢の悪さ。ホルモンの乱れや骨盤の開きも関係している。

 

回復法① 骨盤を元の位置に戻す

産後の骨盤は出産の影響で開いた状態になっています。
この開いた骨盤を元に戻すことが、お腹のたるみ解消の大前提。
骨盤を閉じるためには、骨盤底筋群を鍛えるトレーニングが効果的です。
お尻を締める運動や、膣を引き上げる運動などを、1日10回程度から始めると良いでしょう。
ただし、過度な運動は控えめに。
まずはゆっくりと骨盤を整えていくことが大切です。
他にも、ウォーキングなどの有酸素運動も骨盤を正しい位置に戻すのに役立ちます。
赤ちゃんを抱っこしながら、ゆっくりとしたペースで30分程度歩くのがおすすめ。
また、骨盤ベルトの着用も補助的に効果が期待できるでしょう。

ポイント: 産後に開いた骨盤をトレーニングで引き締めることが、たるみ解消の第一歩。ウォーキングや骨盤ベルトの使用も有効。

 

回復法② 脂肪が燃えやすい身体を作る

産後太りの原因は様々ですが、基礎代謝の低下もそのひとつ。
授乳や育児で運動不足になったり、睡眠不足でホルモンバランスが乱れたりすることで、脂肪が燃えにくい身体になってしまいます。
脂肪を燃焼しやすい身体を作るためには、ウォーキングなどの有酸素運動を心掛けましょう。
赤ちゃんを抱っこしながらの散歩など、無理のない範囲で構いません。
また、筋肉を増やすことで基礎代謝を上げる効果も期待できるのです。
ママの毎日の生活の中に自然と運動を取り入れる工夫をしてみてはどうでしょう。
例えば、家事の合間にスクワットをしたり、赤ちゃんを抱っこして軽く踏み台昇降をしたり。
テレビを見ながらでもできる、簡単な運動を習慣にするのも良い方法ですよ。

ポイント: 授乳や育児で運動不足と睡眠不足に陥ると、脂肪が燃えにくい体質に。ウォーキングなど有酸素運動で改善。家事の合間の運動も効果的。

 

回復法③ 水分・タンパク質・食物繊維を摂取する

産後ダイエットを成功させるには、バランスの取れた食事が重要。
中でも水分とタンパク質、食物繊維の摂取は欠かせません。
水分は体内の老廃物を排出するために必須。
タンパク質は筋肉を作る材料となり、代謝アップに役立ちます。
食物繊維は満腹感を得られ、便秘解消にも効果的。
この3つの栄養素をしっかり摂ることが、理想の体形への近道なのです。
1日の食事の中で意識して取り入れるようにしましょう。
例えば、水分はこまめに水や白湯を飲むことから始めてみては。
タンパク質は肉・魚・大豆製品などから。
そして食物繊維は野菜を中心に、玄米や雑穀なども積極的に食べるのがおすすめです。
ただし、産後すぐの授乳中は水分を控えめにするなどの配慮も必要。
赤ちゃんのミルク作りに必要な栄養素が不足しないよう、バランスを考えた食事を心がけましょうね。

ポイント: 産後ダイエット成功のカギは水分・タンパク質・食物繊維の摂取。体質改善とお腹の引き締めに効果あり。授乳中のママは赤ちゃんへの栄養も考慮することが大切。

 

回復法④ 正しい姿勢を心がける

猫背など、姿勢の悪さはお腹のたるみを助長します。
背筋を伸ばし、お腹に力を入れるようにしましょう。
骨盤を立てて、お尻の穴を閉めるイメージで立つのも効果的。
正しい姿勢を保つことで、お腹周りの筋肉に適度な緊張感が生まれます。
赤ちゃんを抱っこするときも、姿勢に気を付けるよう心掛けましょう。
下を向いて猫背にならないためには、赤ちゃんを少し高い位置で抱くのがコツ。
ベビーカーを使うときも、背筋を伸ばして押すように意識してみてくださいね。
姿勢が悪いと骨盤の歪みが強くなり、内臓の位置が下がってぽっこりお腹の原因にも。
逆に姿勢を正すことで、ウエストのくびれができ、スタイルアップにつながるのです。
日々の積み重ねが、きれいな体形につながっていくはずです。

ポイント: 猫背を改善して背筋を伸ばし、お腹に力を入れることが正しい姿勢づくりのコツ。赤ちゃんを抱っこするときやベビーカーを押すときも意識して。

 

回復法⑤ 引き締め専用のクリームでマッサージする

皮膚のハリや弾力を取り戻すことも、お腹のたるみ解消に一役買います。
市販のひきしめクリームなどを使って、お腹周りをマッサージするのも手。
血行が良くなることで代謝が上がり、老廃物の排出が促進されます。
適度な刺激が皮膚や筋肉を引き締める効果も。
ただしクリームは補助的なもの。
体形改善の主役はあくまでも食事と運動であることを忘れずに。
マッサージは入浴後など、お腹の皮膚が温まっているタイミングが効果的。
クリームを塗って、下腹部から脇腹に向かって円を描くようになでていきます。
力を入れ過ぎず、ゆっくりと丁寧に行うのがポイントですよ。
妊娠線などに悩んでいるママには、アロマオイルを使ったマッサージもおすすめ。
アロマの香りに癒やされながら、リラックスしてケアができるでしょう。

ポイント: 引き締め専用クリームの使用はお腹の血行を良くし、代謝アップに効果あり。マッサージは皮膚が温まったタイミングで、ゆっくり円を描くように。アロマの力も借りて。

 

まとめ

ここまで産後のお腹のたるみを改善する方法をご紹介してきました。
骨盤を整えることを土台に、脂肪燃焼力の高い身体を作ること。
バランスの良い食事を摂り、正しい姿勢を心がけること。
そして引き締め専用のクリームでのケアも欠かさないこと。
これらを総合して行うことで、効果的にお腹を引き締めることができるはずです。
確かに簡単ではないかもしれません。
けれど赤ちゃんのためにも、自分自身のためにも、今こそ理想の体形を目指す良いチャンスなのです。

 

最後に

産後はホルモンバランスの変化もあり、体形が戻りにくい時期。
ダイエットを焦りすぎるのは禁物です。
まずは骨盤を整えることから始め、徐々に運動量を増やしていきましょう。
理想のボディを目指すのはママだけではありません。
ママ友と一緒に運動するのも楽しいはず。
赤ちゃんを連れて公園を散歩したり、情報交換したりしながら、一緒に頑張ってみてはいかがでしょうか。
時には挫折することもあるかもしれません。
でも、諦めずに続けることが大切。
赤ちゃんとの幸せな日々に、理想の自分を加えられたら最高ですよね。
無理をせず、楽しみながら、素敵なママを目指していきましょう!

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